天龍源一郎VSオカダ・カズチカは昭和プロレスからの引き継ぎの儀式だった
ワールドプロレスリングの天竜引退試合を見た。
オカダも割りと本気でショートレンジのドロップキックを連発していた、一方の天龍はコーナーポストに体を預けて、相手を持ち上げきれないままのパワーボムや腰をかばいながらのブレーンバスター。
そしてレインメーカーからのフォールで勝ちを決めた後、オカダ・カズチカは深々と天竜に一礼。
ここまですべて昭和のミスタープロレスから今後のプロレスを頼むとの思いを託すための儀式だったと思う。
負けてスッキリした天竜の表情がすべてを物語っていた。
(追記)
天竜が過去の大一番でよく見られた目が三角につり上がった表情が引退試合ではなかったように思う。
かといって天龍が本気ではなかったかというと、そうではなく、天竜は勝つチャンスを狙っていたのだと思う。
一方で若いオカダの突き刺さるドロップキックに時代の移り変わりも感じたのだろう。
そして穏やかな表情で負けた。
試合後の開口一番も「負けたー」悔しくて言ったのではなく「終わったー」の言い換えだったんだろう。
BIからフォールを奪った漢の夢、長らく付きあわせてもらいました。
ありがとう。