よく今時の若いオタクは過去の名作と呼ばれるものを見ないという意見を見かける。
確かに今の作品数が多い状況では過去の作品まで手が回らないのも分からないでもない。
でも例えば庵野秀明という監督に興味を持ったら、過去に監督した作品を見てみようとか思わないんだろうか?
そういう好奇心が自分の趣味の幅を広げるんだけど、そうはならない人も多いようである。
わたしは洋楽ロックをたくさん聞いていく中でロックの歴史に触れ、過去のバンドの音楽や誰がどこのバンドにいたとかも知っていった。
こういうふうに自分の興味あることを掘り下げていくことがオタク本来の姿だったように思う。
オタクのオタクたる所以はその旺盛な知識欲、業と言ってもいいほどのハマり具合だと思う。
そういう意味では現今の作品を消費するだけではオタクとは言えないのかもしれない。