ブログ:外の人

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都会にいるからといってセクシャルマイノリティが生きやすいとは言えない

一橋大学法科大学院の学生が同性愛をアウティングされて、そのショックから転落死した。

本人が同性愛を否定的に捉えていたわけではなかったようだ。

だからこその相手への告白だったんだろうけど、相手の対応がまずすぎた。

この一件から見えるのは、都会でコミュニティなどにアクセスしやすい環境にあっても、当人がそうしたところに出会わなければ意味が無いということだと思う。

もちろん転落死した法科大学院生がどのコミュニティにアクセスしていたのか、していなかったのか不明なんだけど、自分から仲間や出会いを求めるのが比較的容易い都会に居ながらにして、結局そうした理解者、相談できる人に出会えてなかったのではないかと思わせる事例なんだろう。

もちろん一橋大学のカウンセリングが大きな間違いをしていたり、ジェンダーセクシャリティをテーマに研究している部署があるにも関わらず、連携が取れていなかったことなどは大きな問題なんだけど、数多のコミュニティがありながらやはり当人が心を開いて相談できる相手を見つけられていなかったことは非常に大きなことだろうと思う。

 

うまく言えてないとは思うけど、都会の様々なコミュニティや出会いがある中でも、当人がうまくアクセスできていなければ、どれほど恵まれた環境でもうまく機能しない。

このことは結局は本人の行動に左右される問題なのかもしれないけど、選択オプションがどれほど多くても選択されなければ意味が無いということなんだろうと思う。

 

だから言いたい、できるだけ自分の身近にあるコミュニティの中で合いそうなところへは自分からアクセスしておくほうが、いずれ自分の身を守ることにつながるかもしれない。