魔法つかいプリキュアにおける三人の魔法に対する姿勢の違い
魔法つかいプリキュアは普通の中学生朝比奈みらいが魔法界から来た同年代の少女リコと出会うところから始まる。
二人が手をつなぐことによってプリキュアに変身する。
そして第三のプリキュアは魔法学校の図書館の奥深くに封じられていた本から出てきた妖精はーちゃんが成長して変身する。
三人とも魔法が使える。中でもはーちゃんの魔法は魔法界の人間から見てもすごいレベルの魔法だったりする。
リコは魔法界に生まれ育ちながら、魔法に対しては少し苦手意識があり、魔法を使う際に気持ちを構えているように見える。
みらいは魔法学校の補修を受けて魔法が使えるようになったけど、なし魔法界(わたしたちが言う普通の世界)で生まれ育っているので、魔法は基本的に使わない。
そしてはーちゃんは自意識が動き始めててから日が浅いのもあって無邪気に魔法を使う。
人間、魔法界の人間、妖精とそれぞれが違う出自を持つ三人が魔法というキーワードでつながる。このことが物語の大きな根幹をなしている。
だからこそ三人の魔法に対する姿勢の違いは今後のクライマックスへの展開の大きな布石となっている。
もともとひとつだったなし魔法界、魔法界、妖精の里の3つが今更統合されることはないだろうけど、この3つが手を携えることは今後も描かれるだろうし、何よりもそれぞれの世界の代表がプリキュアとなって共闘している。
この意味は物語の終盤への大きな横糸となってつながっている。
年を越したらもう少しで終わる作品だが、クライマックスへの期待は大きい。