ブログ:外の人

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東京と同じ商売ができるとは思わないほうがいい

間もなく京都にラーメン二郎がオープンする。関西初出店らしい。

ラーメン二郎というと異様なボリュームや呪文のような注文方法や行列をさばくためのロットという単位で客席を回すことやいろいろとかまびすしいジロリアンたちでおなじみである。

京都に出店するのは叡山電車一乗寺駅のすぐ近く。洛北のラーメン激戦区の一角である。

このエリアは様々な個性のラーメン屋があるので、その時の気分でふらりと入れるのが魅力である。というのはかつてわたしが京都に住んでいた頃の印象なので、最近はどうなっているのかわからない。

それでも激戦区で人気店になり繁華街に支店を出している店も複数あるので、エリア全体として繁盛はしているのだろう。

さて、関西独特というわけではないが、わたしが東京に遊びに行って飲食店で感じたことからすると、関西と東京とでは客と店の関係に多少の違いがあるように思う。

東京では人口が多いせいかマニュアル通りに数をこなしていく感じの対応が多く、客も流れていくパーツのひとつのような感じで、店でくつろぐ感じはあまりない。

クレーム対応も形だけ謝って値引きや返金で対応といった冷めた距離感。

こういう木で鼻をくくったような対応だと関西では「二度と来るか!あほんだら」と言われかねない、言わないまでも思われてしまう。

流石に「お会計」「はいおおきに300万円」みたいなこてこてのやり取りはないにしても多少のボケとツッコミの呼吸くらいはあるし、店も客の財布の紐を緩めてもらうために気持ちよくいてもらおうということは心がけているように思う。

ここで二郎の話に戻るが東京でのやり方と同じようにできると思っているんなら今からでも遅くはないので出店をやめたほうがいい。

おそらくわたしが一番気に入らないのは客をロット単位で回転させるという考え方とそれを守るべきルールとうるさくいう常連たちだろう。

繰り返し言うが洛北のラーメン激戦区の魅力は多様な店の中から選んだ店にふらりと入れることだと思う。行列をロット単位で回す店ではない。

わたしが行列が嫌いなのでこういう意見になっているのかもしれないけど、客を頭数としてしか見ない店より、一期一会でも気持ちよく時間を過ごしてもらおうという店のほうが人気が出るだろうと思う。

 

余談だが東京では店主がえらそうに客に説教する店の中に人気店があるらしい。

なぜ人気になるのか不思議で仕方がない。

関西でそんなことやったら客にツッコまれるか喧嘩になるかだろうな。