ブログ:外の人

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映像化された作品での軌道エレベーターの扱い

地球と宇宙の行き来で大気圏離脱や突入を描くとドラマチックになる。

わかりやすいのは1stガンダムこと機動戦士ガンダムでの大気圏突入直前の戦闘のエピソード。

ジオン側のモビルスーツが断末魔を上げながら燃え尽きてしまう。

主人公機は謎の冷却フィルムでしのいで、電離層で通信できなかった状態から脱して母艦と交信して合流する。

大気圏離脱の方では後継番組のZガンダムでの敵方の猛攻をかいくぐりながらなんとか宇宙へ飛んでいくドラマの描き方は印象に残っている。

 

このあたりの作品が制作された時代はNASAスペースシャトル全盛期でシャトル型の機体での宇宙と地球の往還が描かれることが多かった。

その後軌道エレベーターの概念やカーボンナノチューブの存在などで近未来には軌道エレベーターでの往還が一つのイメージとして定着していく。

 

しかし、近年映像化された作品(地球と宇宙の行き来を描いた作品が少ないのだが)で、軌道エレベーターのある未来像を示しているものが少ないように思う。

ガンダム00では軌道エレベーターが様々なドラマを生んでいたけど、これとて10年以上前。

キャプテン・アースは出撃シーンでロケット打ち上げて軌道上のメカとドッキングとかやってたけど、地球への帰還はほぼ描写がなかったように思う。

垂直に打ち上げるマスドライバー静止軌道にまで到達するようなものにしてもよかったように思うけど、緯度が厳しいのと敵の攻撃対象として狙われやすい。

 

近年は宇宙に行くより異世界に行くほうがウケがいいようなので、宇宙ものって少ないけど、軌道エレベーターSFみたいなのはあってもいいんじゃないかと思う。