洋画や洋楽で原題が長い目のものとかには邦題がつけられることが多い。
原題をうまく訳しているものもあれば、とんでもなく内容に関係ない邦題になってるのもある。
わかりやすい好例だと"Gone With The Wind"が「風と共に去りぬ」とかですかね。
スピルバーグの"Close Encounter Of The Thirdkind"は直訳すれば第三種接近遭遇だけど邦題は「未知との遭遇」となった。さらにその後、原題も長すぎるのか"Close Encounter (Of The Thirdkind)"になってしまった。
洋楽だと"Great Balls Of Fire"が「火の玉ロック」で"Long Tall Sally"が「のっぽのサリー」とかになる。
おおむね内容と邦題は一致したものになる傾向があるけど、中にはすごく頓珍漢なのもある。
ナスターシャ・キンスキー主演の"Passion Flower Hotel"という映画は規則の厳しい寄宿舎の女子学生たちが男子を連れ込むボート小屋につけた名前がタイトルになっているんだけど、邦題は「レッスンC」となりました。
洋楽ではThe Rolling Stonesの"Get Off Of My Cloud"が「一人ぼっちの世界」とか"Sympacy For The Devil"が「悪魔を憐れむ歌」というのもちょっとずれているように思います。
Rod Stewartの"Oh God I Wish I Was Home Tonight"が「今宵焦がれて」なのはまだしも、The POLICEの”Don't Stand So Close To Me"が「高校教師」なのは理解不能でした。
さらに変なのがThe Nolansの曲のタイトル。
最初のシングルの"I'm In The Mood For Dancin`"が「ダンシング・シスター」なのは姉妹グループなのをアピールできるし、そんなに悪くない邦題だと思うけど、次のシングル"Got A Pull Myself Together"が「恋のハッピーデート」はほんとに意味不明。
歌詞も失恋から立ち直る女性のことを歌ってるのに「恋のハッピーデート」とかおかしいだろ。
これがけっこうなヒットになったんだから世の中はよくわからない。
近年はそのまま原題をカタカナ読みしてる邦題が多いので、迷訳も減ってきたように思います。