ブログ:外の人

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年末に消防団の嫌なことをぶちまける

わたしは消防団はもう3年ほど前に退団してるんだけど、こういう記事が目についたので怨念を成仏させるためのエントリです。

 

mainichi.jp

 

わたしがいたところは幽霊?みたいな人もいたけど、年度始まりに本来なら団員個人に自治体から出る報酬を団の会計に一括して任せますという委任状に各団員の署名捺印を集める形で幹部が会計をしてました。

分団全体の行事に出た人への食事とか懇親会の食事やお酒、班長会の後の食事とお酒などに使われてました。

食事と言っても宴会の時は仕出し弁当、後は牛丼やコンビニのおにぎりやサンドイッチと言った感じでした。

そうしたお金を使って余った分を基準となる年俸と訓練を含め出動回数に応じた報酬が出ます。

紹介した記事にあるような慰安旅行はなかったけど、忘年会では参加者の割り勘でコンパニオンを呼んでました。宴会自体の費用は分団の会計からです。

 

さて、ここまでの話でわたしが感じた違和感を。

まず、年度末に総会をして、その後宴会になるのですが、その際に各町内から選出された新入団員を紹介して宴会に突入します。

ここで大きな勘違いとして、経費でお酒を飲めることをメリットと思っているという旧弊な価値観があります。

わたしはお酒が好きだけど、見ず知らずの人達の中に入っていきなり打ち解けるようなタイプの酒飲みではないです。さらにお酒を飲めない人もいます。もはやアルハラと言ってもいいでしょう。

忘年会でコンパニオンを「自腹の割り勘」とは言え呼ぶこともメリットと捉えている価値観のようですが、おそらく歴代の団員にLGBTsがいた可能性が高いので、ヘテロ前提のコンパニオンはいかがなものかと思います。

年俸と報酬に関しても本来自治体から個人に出される予算と比べれば当然少なくなります。出動時の報酬は自治体が人数の上限を設定しているというバカな事情もあって、顔を出した人達に行き渡るように、一回の出動に付き一人あたり500円になってました。元は3人までで一人あたり2000円とかだったと思います。

 

ここまでは消防団の内情を知った上での違和感ですが、その前に町内会で毎年、次の団員を選ぶのも違和感があります。

わたしの時はまず候補となる人(18歳から48歳までの男性町内会員全員)を集めて、町内選出の現役団員が消防団の必要性や意義を説明して、年齢が上の人から順番にということで、その時点で対象範囲の最高齢だったわたしが選出されました。

最終的には自分で了承したので、わたしも自身の選出を了解してるんだけど、話し合いの場の雰囲気ではNOとは言いにくい状況だったので、戦時中から続く相互監視の意識と召集令状にNOと言えない雰囲気と同様のものがあったように後から思ったものでした。

 

極端に言えば「消防団は現代に残った徴兵制のようなもの」でしょうか。

 

そうしていやいやながら、できるだけ都合を付けてできる範囲で顔を出していたのだけど、ある時期に仕事の都合がつかない日があったので「その日はダメだ」と言ったら「あかん、出なさい」との返答。一応都合を付けて出たけど、納得は行かない。

その後も任期中は有給休暇を消防団のために使う日々でした。

今更ながら理不尽だと思います。

だから、任期途中からわたしは

消防団の即時全面撤廃を公約にする政治家がいるなら、ほかの政策や人物がどれだけダメなやつでも全力で支持する自信がある」

とまで思うようになりました。

 

余談ですが、消防団の訓練とかはだいたい日曜日の朝に行われるので、わたしの任期中の大きなストレスは訓練のせいでニチアサをリアルタイムで見ることができないことでした。

娯楽を削ってまでやりたくないことをやるのはやはり大きなストレスです。

任期中に何度か腰を痛めました。腰にはすべてのストレスが集中するそうです。

 

それでなくても21世紀の日本社会は、生き延びるだけでも強いストレスがかかります。だから自分の心身を守るためにも町内会の役員や消防団員は可能な限り避けるべきだと思います。