日付が変わったので、もう昨日、2016年2月23日、天満天神繁昌亭で月刊笑福亭たまを見てきました。
今回のゲストは笑福亭鶴笑さん。
やったネタが時うどん現代編feat.モスラ対ゴジラとでもいうようなもの。
時うどんと同じ仕掛けを近所のうどん屋でやろうと入ったら、店主がテレビでやるモスラ対ゴジラを見たいとテレビをつける。
建物が登場し、ゴジラが破壊していく、忍者軍団がゴジラに蹴散らされ、小美人がモスラを呼ぶ。
モスラは一旦やられるが、大地のエネルギーを吸って、巨大化して復活、ゴジラも負けじと巨大化。
合間合間にうどんをすすってるシーンを入れつつ、これだけのことを落語の枠を超えて表現、サウンドトラックもモスラ対ゴジラのものでした。
これだけの熱演をして、後片付けもして、オチはネタに絡めつつもちゃんと時うどん。
落語家の楽しませる精神はすごいです。
今回もたまさん目当てで行ったけど鶴笑さんの破壊力がすごかった。
以前も他の人の会にゲストで参加していた桂勢朝さんが思いがけず面白かった。
そういえばたまさんとの出会いも、京都で毎年春にやっている米朝事務所中心の落語会になぜかゲストで参加していて、本格な落語スタイルが多い米朝事務所の方々の中に一人豪快な笑福亭。ショート落語で爆笑したのがきっかけだった。
その日の告知で国立文楽劇場でやる独演会でプロレスやりますというので、すぐに予約した。
たまさんの師匠の福笑さんも破壊力のある笑いをやっている。
一方で同門の松枝師匠のように芸を磨く人もいる。
この振れ幅が落語をたくましくする。