ブログ:外の人

マンガ、アニメ、特撮、SF、プロレス、ロックなどの趣味ジャンルで見聞きしたこと思いついたことを外の人の立場でテキトーに書くブログ

映画「仮面ライダー1号」を見に行く中年仮面ライダー隊の諸君へ

最初の仮面ライダーに衝撃を受け、変身ベルト装着して変身ポーズをきめた子供の頃の写真が君の家にも残っているだろうか?

当時の子供の心をくすぐる映画「仮面ライダー1号

そう、藤岡弘、が本郷猛役で主演する映画です。

タイトルに惹かれて見に行くかつての少年も多いだろう。

そこで注意事項をいくつか。

 

この映画は今の仮面ライダーシリーズの外伝的作品です

今テレビで放映中の「仮面ライダーゴースト」の外伝なので、ゴースト登場人物が出てきます。

今のは見てないから分からないと心配することはありません。

オレンジ色のライダーがゴースト、青色のライダーがスペクター、これだけ分かってればOKです。

 

お坊さんが出てきます

このお坊さんはゴーストの主人公、天空寺タケルくんの住んでいる大天空寺の実務を担っている御成(おなり)さんです。

面白い人です。

出家しているけど、人間臭いです。

 

おやっさんの名前は立花藤兵衛です

仮面ライダーの作中では「おやっさん」と呼ばれるばかりで名前を知らない人もいるかもしれません。

立花藤兵衛(たちばなとうべえ)です。

立花レーシングというバイクレースのチームを持っていました。

本郷猛は立花藤兵衛の協力のもとオートレーサーをやっていたそうです。

バイクのメカがわかるということでサイクロン号のメンテナンスをしていました。

後の世代交代したサイクロン号はおやっさんが作ったという話もあります。

映画のヒロイン立花まゆはこのおやっさんの孫という設定です。

 

地獄大使はショッカーの幹部です

作中に出てくる地獄大使はショッカーの幹部です。

また1号ライダーとは数々の死闘を繰り広げて、ライバル的存在として描かれています。

だから地獄大使は本郷猛に強い感情を持っています。

途中で役者さんの顔出しから全面のマスクに変わります。

これは地獄大使の怪人姿ガラガランダーの顔が表に出た状態で、ライダーで言えば変身した状態に相当すると思っておいてください。

この映画で演じているのは大杉漣さんですが、立ち姿だけでもいいので、かつて演じていた潮健児さんに出て欲しいです。

 

このくらいをおさえておけば今のシリーズを知らなかったり、久しぶりに仮面ライダーを見ても大丈夫だろうと思います。

50歳前後の世代のSFの入り口が宇宙戦艦ヤマトでもいいじゃないか

宇宙戦艦ヤマト」っていろいろばかにされるけど、放映当時としてはいろいろ画期的な作品だった。

 

長期のテレビシリーズ全体で大きなストーリーを動かす。

たいていは毎回違う敵が襲ってきてヒーローが退治しておしまいという一話の繰り返しの中でシリーズ通して14万8千光年の旅路を描くというのは稀有だった。

このスケール感と「人類滅亡まであと〇〇日」とカウントダウンしていくことで危機感を煽るテクニックに当時の子供達はメロメロだった。

 

当時頭角を現してきたSF作家、藤川桂介豊田有恒らが参加し、SF考証に厚みを持たせた。

ヤマトの様々なテクノロジーや放射能汚染された地上から避難して暮らす地下の描写、ワープという言葉を日本に浸透させた功績も大きい。

細かなことを言い出せばきりがないが、作品世界の中では科学的な説明がそれなりになされている。

天体の描写も様々で「異星」というものをはっきりと意識させてくれた。

 

機器類の操作を具体的に事細かに描いた。

波動砲の発射シークエンスや反射衛星砲の衛星の角度の制御なんかがやけにリアルでワクワクした。

 

他にも色々あるが「宇宙戦艦ヤマト」はなんだかんだでSFというものが持っている可能性を当時最大限に表現してみせた作品で、続くテレビシリーズも細かなこだわりは貫かれていた点がSFへの入り口として効果的に作用したように思う。

 

映画はかなり雑な話の作り方でげんなりすることも多いし、著作権争いでももめたのでそのへんは残念だが、わたしたちを宇宙の旅へと連れて行ってくれた功績は非常に大きい。

だからヤマトでSFに目覚めた諸君、堂々とヤマトへの思い入れを語るといい。

ヤマトをバカにしている人たちをその熱意でもって黙らせればいいんだ。

民進党はなぜ期待されないか

このブログは趣味ネタだけを書くようにしているのだけど、禁を破って政治ネタ。

政治ウォッチングも趣味のひとつなんです。ってことで。

 

民主党は政権陥落以後のちゃんとした総括や反省ができていない。

どういった期待が集まって政権奪取に至ったのか?

政権でやったことと期待されていたことのズレはどこにあるのか?

どうして民心は離れていったのか?

政権陥落後何が間違っていて、どう切り替えればいいのかの議論はちゃんとなされたのか?

ちゃんとなされたのならなぜ政局が優先されるようなていたらくに陥っているのか?

 

こうした問題を考えずに看板を掛け替えても意味が無い。

だから期待されないんだ。

合流する維新の党にもみんなの党からの人と政権陥落後に民主党から離党した人がいる。

民主党から離党した人たちはなぜ離党したか思い出すべきだろう。

そして、再び合流するに足る相手になったかどうか考えて欲しい。

 

共産党に若い人の入党が増えているとの報道がある。

きっかけは国会論戦の動画。

理路整然に見える論理展開で迫力を持って与党を追求する党。

かたやどうでもいいようなクイズで揚げ足を取り間違えたら大臣の資格なしとか騒いでる人たち。

真面目に政治に興味がある人ならどちらになびくかは瞭然だろう。

名前こそ共産党だけど共産主義革命を今のところ標榜していない、理屈は通っていることを言っている人たちと比べて、政局で揚げ足取りしかしていない人たちは魅力的には映らないし、世の中を変えられるとも思われない。

自公と意見の違う人達が入党こそはしなくても、選挙で投票するには共産党が浮上する理由は結局のところ「何を言っているか、言っていることのスジは通っているか」なのだろう。

 

そもそも民主党は寄り合い所帯なので、政策に大きな一貫性を求めるのに無理がある。

その寄り合い所帯にもうちょっと毛色の違うのが合流する。

寄り合い所帯の中からも名前を変えるべきだとの声が上がる。

看板を変えようがメンバーが出戻ろうが、それまでに失ってしまった信用は戻ってこない。

 

しかも拡大した寄り合い所帯は野党連合の統一政策に「共産党とは政策が違う」と消極的。

なんていうか、我が身可愛さに大きな賭けに出られない人なんですね、と思ってしまう。

これでは誰も期待しないよ。

整備新幹線と並行在来線の3セク化で沿線住民の気持ちのすれ違い

北陸新幹線の西端は京都駅になりそう。

敦賀以西のルートは米原ルート、小浜−京都ルート、舞鶴ルートの三つに絞りこまれた。

もちろん並行在来線は3セク化されるので、米原ルートなら北陸線の米原ー敦賀間が3セクになる。

長浜は新幹線の駅できそうだからいいだろうけど、それ以外の駅の利用者は長浜や敦賀まで延伸していた新快速が無くなって不便だろうな。まぁ人口的にはしれている。

 

小浜―京都ルートだと、小浜線敦賀ー小浜間は確定として、湖西線が3セク化される可能性があるというのはいただけない。

滋賀県に新幹線が通らないのに、湖西の住民の日常の交通手段が値上がり&不便になる。京都駅まで乗り入れてくれたらいいけど、山科折り返し運転だといろいろめんどくさい。

ていうか、山科駅に3セク駅とJR駅共存させるのめんどくさそう。それでなくても狭い2面4線なのにどうするんだろうな。

 

舞鶴ルートだと小浜線全線、舞鶴線山陰線の綾部(福知山?)―京都間が3セク化。

山陰方面の観光ルートを舞鶴をハブに建てなおさないといけなくなるだろうな。

京都から天王寺経由で関空に行くルートだとおそらく学研都市から東大阪突っ切って天王寺から阪和ルートで行くことになるだろう。

この場合、奈良線関西線の木津―天王寺間、阪和線の天王寺―日根野間が3セク化。

奈良線はともかく関西線阪和線は沿線住民が多いので影響大きいだろうし、大阪や京都から和歌山の観光地へ行く特急とかどうするんだろうな。

奈良県も新幹線通らないのに地元の交通手段が不便になる。

不便になるのは値上がりや便数の減少だけでなく、運行区間が寸断されるのが不便だと思う。

金沢―新潟間でも直通特急があったのが北陸新幹線ができて、消えてなくなった。

 

フル規格新幹線が通ったら活性化するという夢を見るのは勝手だけど、金沢見たら羨ましくなるのもわかるけど、東海道新幹線開業以来の駅があって、発展していない米原という街があるのに、まだ新幹線=発展という夢を見る(土建屋利権?)輩がいる。

我田引鉄をやりたい議員もいるみたいだけど、3セク化で不便になる沿線住民のほうが人数多いし票になるかもよ。

プリキュアのフォーム変遷とインターネット接続の歴史の相関性

インターネットなので、それ以前のパソコン通信とかはなしってことで。

プリキュアは最初に変身アイテムを手に入れて変身できるようになる。

このアイテムがPPPとTCP/IPに相当する。

インターネット黎明期のパソコンは自分で電話をかけて独自のプロトコルで通信していました。

変身アイテムはプリキュアの力の源へのアクセスをつなぐものなので、インターネット接続の基本的なソフトということです。

そして電話回線がアナログ回線からISDNへ。

これは最初に浄化の力を発揮することができるステッキでしょうね。

そしてISDNはロクヨンロクヨンイチニッパということでバルク回線になる。

すなわち最初のプリキュアメンバーの力に相当する力を持つもう一人が登場する。

そして、パワーアップしたフォームへと進化する。

これは常時接続ですね。時代はADSLに入ります。

パワーアップしたフォームでプリキュアのメンバー全員の力を合わせた浄化の大技、これが高速ADSLに相当するでしょう。

そして最終回でついに辿り着く究極のフォームこそがFTTH光回線です。

もちろん最終決戦ではギガビットクラスの回線の太さでプリキュアの力の源から莫大なエネルギーを引き出してラスボスを倒します。

 

わたしたちがインターネット接続の新しい商品に乗り換えてきた歴史はプリキュアの一年間のフォームの進化に相当するのです。

そして、消費者である以上。回線なりおもちゃなりを買わされるのでした。

バビル2世は甲賀幻妖斎の子孫だった?

バビル2世、話はバビル1世から始まる。

5000年前に地球に不時着したヒューマノイド

母星への通信のために超能力を駆使して地球人を使役し、オーバーテクノロジーによるバビルの塔を作るが、作業中の事故で通信塔としては使えなくなる。

あきらめたバビル1世は後世に託す方向に動く。すなわち地球人との間に子供をつくる。

どのくらいの人数の子をなしたのかは分からないが、おそらくその中にバビルの塔の管理目的でオーバーテクノロジーの維持管理をする集団があったと思う。

もちろんバビル1世の超能力因子を受け継いでいる。

基本的にオーバーテクノロジーは門外不出だが、長年、代を重ねていくと変わり者が出てくる。オーバーテクノロジーを使って人類に貢献しようという人もいたかもしれない。

こうした人がバビルの塔の管理から離れて、世界を放浪していたとしよう。

そして流れ流れて日本へと辿り着く。

一方、バビルの塔は自らのアップデートを重ねて、人の手による管理から離れる。

残された人々は一族の秘伝としてオーバーテクノロジーを門外不出として伝えるためだけの集団となる。

さて、日本に辿り着いた人は善意でオーバーテクノロジーを使うが、人々の争いを招いてしまう。

そして山間にこもり、門外不出とする。

しかし戦国時代に野心を持った人物が現れ、反対する一族に背を向け(あるいは自分以外を滅ぼして)オーバーテクノロジーで戦国の世に覇を唱えようとする。

その人物は超能力因子の発現も多少はあり、新興宗教の教祖として幅を利かせるようになる。

すなわち、金目教の誕生であり、甲賀幻妖斎の誕生である。

甲賀幻妖斎は超能力を使い、足利将軍を病にしたり、オーバーテクノロジーで金目像を動かしたりした。

金目像が赤影に倒された後は、さらにオーバーテクノロジーを駆使した大まんじを使い卍党の頭目として暗躍する。

この大まんじこそがオーバーテクノロジーの粋を集めたもので、空を飛び、水に潜り、水上や空中で大砲を打つ。戦国時代にはありえないテクノロジーだ。

これこそが甲賀幻妖斎がバビル1世の末裔の証。

しかし、大まんじ共々卍党は飛騨の忍者によって討ち滅ぼされてしまう。

甲賀幻妖斎も討たれるが、実は密かに子をなしていた。

しかし、オーバーテクノロジーは受け継がれず、ほそぼそと超能力因子のみが受け継がれた。

そして戦後の昭和の日本にバビル1世の超能力を受け継ぐ少年が現れる。

それこそがバビル2世、浩一少年であった。

 

バビル2世の敵、ヨミもまたバビル1世の末裔であった。

オーバーテクノロジーを守ってきた集団に生まれ、そのテクノロジーで様々な機械を作って世界征服を目指していた。

超能力因子も強く受け継ぎ、バビル2世候補としてバビルの塔によって審査されるが、野心故に落とされる。

単に超能力が使えるだけでなく、バビル2世の3つのしもべも一時的に操ることができることからもバビル1世の因子を受け継いでいることが分かる。

 

仮面の忍者 赤影もバビル2世もバビル1世のやらかしたことの後始末なのであった。

時うどん現代編feat.モスラ対ゴジラ

日付が変わったので、もう昨日、2016年2月23日、天満天神繁昌亭で月刊笑福亭たまを見てきました。

今回のゲストは笑福亭鶴笑さん。

やったネタが時うどん現代編feat.モスラゴジラとでもいうようなもの。

時うどんと同じ仕掛けを近所のうどん屋でやろうと入ったら、店主がテレビでやるモスラゴジラを見たいとテレビをつける。

ここから噺は時うどんとモスラゴジラの行ったり来たり。

モスラゴジラのパートは立体落語。

建物が登場し、ゴジラが破壊していく、忍者軍団がゴジラに蹴散らされ、小美人がモスラを呼ぶ。

モスラは一旦やられるが、大地のエネルギーを吸って、巨大化して復活、ゴジラも負けじと巨大化。

合間合間にうどんをすすってるシーンを入れつつ、これだけのことを落語の枠を超えて表現、サウンドトラックもモスラゴジラのものでした。

 

これだけの熱演をして、後片付けもして、オチはネタに絡めつつもちゃんと時うどん。

落語家の楽しませる精神はすごいです。

 

今回もたまさん目当てで行ったけど鶴笑さんの破壊力がすごかった。

以前も他の人の会にゲストで参加していた桂勢朝さんが思いがけず面白かった。

そういえばたまさんとの出会いも、京都で毎年春にやっている米朝事務所中心の落語会になぜかゲストで参加していて、本格な落語スタイルが多い米朝事務所の方々の中に一人豪快な笑福亭。ショート落語で爆笑したのがきっかけだった。

その日の告知で国立文楽劇場でやる独演会でプロレスやりますというので、すぐに予約した。

 

たまさんの師匠の福笑さんも破壊力のある笑いをやっている。

一方で同門の松枝師匠のように芸を磨く人もいる。

この振れ幅が落語をたくましくする。