ブログ:外の人

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どないかならんか伏見桃山城

伏見桃山城、秀吉が造った伏見城ではない。

1964年に5年がかりの工事を経てオープンした模擬天守

模擬天守なので鉄筋コンクリート造で内装は安土桃山時代風にしてある。

伏見桃山城キャッスルランドのシンボル的建造物で大天守と小天守がある。

2003年にキャッスルランドが閉園した時に解体の話も出たが、市民の要望で残された。

ただし耐震性や老朽化などの問題で非公開の建造物となっている。

では、公開できるようにするにはどうすればいいのか?

単なる耐震補強では老朽化した部分の補修はできない。

老朽化に関して言えばおそらくまるごと建て替えしないといけないくらいに劣化しているだろう。

実際、わたしが子供の頃に登った大天守の最上階にある木造の展望デッキはミシミシ言ってたし。

まぁ木造部分は作り直せると思うけど、鉄筋コンクリートの部分が難しいだろう。

さらに言えばコロナ以後の大規模建築に必要な換気能力を元の構造を残したまま仕込めるかという問題がある。

図面も現物も残っているので、建て替えてそっくりそのまま再現することは可能だろう。

そのほうが無骨で無粋な耐震補強の構造物をむき出しにしなくても作れるのでいいかもしれない。

 

問題は予算。

まるごと建て替えとなると解体費用も含めて100億ではすまないだろう。

京都市は財政難というか事実上の財政破綻なので、市の予算では無理。

クラウドファンディングでどうにかなる金額の規模ではない。

ふるさと納税で返礼品を一口城主や入城年パスとかにして募るのも一興だろう。

金額を達成できるかどうかは不明だけど。

 

実は伏見桃山城は大天守と小天守だけではない。

入城の門も模擬天守とセットの建物なので、修復や耐震補強が必要になってくる。

そこにも予算がかかるので、もう少しハードルが上がる。

単なるセット建築ではなく伏見桃山城キャッスルランドの入場券発売所として使われていたので、大天守・小天守公開時には入城の受付として機能する場所となるはずなので、こちらも再建は必須である。